少年
オトコの子育て講座
お父さん
青木 匡光
第5回 父親の受けもつ "しつけ" シリーズ


第1回
子育てはハッピーな事業


第2回
父親の心構え


第3回
信頼される父親になる
ためには


第4回
父親の受けもつしつけシリーズ 1.良き見本をしめす
2.まず自分が自立する

「子供を育てるためには、まず親が育たなくては−−−」これは時代がどう変わろうと変わらない鉄則だと思う。つまり、子供が生まれたら「オレは親になったんだ」としっかりと受け止め自覚することだ。

幼児性(!?)を大人になってからも持ちつづいている人は多い。例えば子供時代から集めていたミニカーを大切にして今も夢中で遊ぶとか。これはまったく問題ないし、楽しそうだ。
ただし、妻から「ウチには大きな子供と小さな子供がいる」(大きな子供とはもちろん夫)と言われるのはどうだろう。

親になった男が、外出先から帰って脱いだ洋服はそのまま、食事も出されたものを食べるだけ。そのシマツはすべて妻にやらせているとしたら。これでは大人ではなく子供だ。
すでに大人になった夫を、妻がシツケ直す、親として育てる・・・こんな役割を妻にさせてはならない。

父親よ、自立しよう。(父親にならなくても自立は大切だが)
大人になったら、大人になろうではないか。

私も自戒をこめて言うのだが、仕事だけの毎日が続いた時代があった。ただガムシャラに仕事をこなし、自分の健康管理も生活管理も、すべて妻まかせであった。とても自立していたとは、言えない男であった・・・。

自立とは、まず生活面からスタートすることをすすめたい。
今、定年になった男が、「自分は生活者としてまるでダメだとよくわかった」というのをよく聞く。
そうならないために、今から自立しよう・・・。

子供に「片付けろ」と言う前に「片付ける親」でありたい。
「お母さんの手伝いしたか?」と聞く前に、家事に参加する父親でありたい。
自立している父親を見て子供は育つのだから。
子供に「自分の頭で考え、自分の手足で生活できるように」と願うなら、まず自分、つまり父親がそうなることだ。むずかしいことではあるが、せっかく親になったのだ。やってみよう。


ご意見・ご感想はこちら


著者のプロフィール

 青木匡光(あおき・まさみつ)

ビジネス評論家。
ヒューマンメディエーター(人間接着業)。1933年東京生まれ。
小樽商科大学卒。
三菱商事に10年間勤務したあと、広告会社に転職。

1975年アソシエイツ・エイランを設立、異業種交流の場を提供。
またサロン風のオフィスを「ヒューマンハーバー(人間の港)として開放し、人間関係に悩む人たちに指針を与え、
人生に意欲的な人同士を結びつけている。

現在、異業種交流や人脈づくりのパイオニアとして講演、著作などで活躍中。
著書は「顔を広め味方をつくる法」(日本実業出版社)、「人づきあいが苦にならない法」(PHP研究所)、
「EQ型人間が成功する」(産能大学出版部)、近著に「人づきあいの旅にでよう」(JDC)、「内気が苦にならなくなる本」(法研)、「オトコの子育て講座」(教育評論社)などがある。

トップへ戻る