少年
オトコの子育て講座
お父さん
青木 匡光
第7回 父親の受けもつ "しつけ" シリーズ


第1回
子育てはハッピーな事業


第2回
父親の心構え


第3回
信頼される父親になる
ためには


第4回
父親の受けもつしつけシリーズ 1.良き見本をしめす


第5回
父親の受けもつしつけシリーズ 2.まず自分が自立する

      
第6回
父親の受けもつしつけシリーズ 3.家族ルールを作る
      
4.真剣に叱る

マナーの悪い人が増えていることに嘆く人は多い。子供時代にしつけを受けなかったのだろうか。こんな大人をこれ以上増やさないためにも、どうか行儀の良い人に育ててほしいと願ってやまない。

父親のしつけの特徴は、時として体罰も辞さず、ということだろう。あまり乱用するのは、当然良くないが、子供たちから「お父さんはこんなにも真剣に教え込もうとしているのか」と骨身にしみて解らせる為には意味がある。
父親のいつにない厳しさと、大きなパワーに子供たちはたじろぎながらも「社会の厳しさ」を知ることになるのだ。

特に、いじめや、ウソをつくこと、盗みなど子供が人間としてあるまじき行為をした時にこそ有効である。
この時「悪いことは悪いのだ。言いのがれは一切きかない、こんりんざいしてはならない」という強い姿勢は何より必要。父の怒り、父の社会人としての意見が確固たるものであることを示して、子供に読みとらせることだ。
決して手ぬるいことはしてはいけない。この時とばかり徹底的に、真剣に叱ることこそ父親の役目だろう。

そしてそのあとが大切だ。叱った後、しっかりと抱きしめることである。子供は時には、抱きしめられたことで自分への愛情もまたゆるぎないことを確認するのである。

「あの時のオヤジは恐かった」
こんな思い出をもつ人は幸せである。優しかった以上に、強く父親の存在を記憶にとどめることだろう。

叱る時は真剣に。ポイントは、いかに真剣であるかにかかっている。100%真剣でないことは子供はすばやく見抜く。真剣に叱ってくれる人が少なくなってゆく今、父親こそ子供と向き合って、善悪を伝えよう。それが良い大人への道と私は信じている。



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著者のプロフィール

 青木匡光(あおき・まさみつ)

ビジネス評論家。
ヒューマンメディエーター(人間接着業)。1933年東京生まれ。
小樽商科大学卒。
三菱商事に10年間勤務したあと、広告会社に転職。

1975年アソシエイツ・エイランを設立、異業種交流の場を提供。
またサロン風のオフィスを「ヒューマンハーバー(人間の港)として開放し、人間関係に悩む人たちに指針を与え、
人生に意欲的な人同士を結びつけている。

現在、異業種交流や人脈づくりのパイオニアとして講演、著作などで活躍中。
著書は「顔を広め味方をつくる法」(日本実業出版社)、「人づきあいが苦にならない法」(PHP研究所)、
「EQ型人間が成功する」(産能大学出版部)、近著に「人づきあいの旅にでよう」(JDC)、「内気が苦にならなくなる本」(法研)、「オトコの子育て講座」(教育評論社)などがある。

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