少年
オトコの子育て講座
お父さん
青木 匡光
第8回 良きカウンセラーになる


第1回
子育てはハッピーな事業


第2回
父親の心構え


第3回
信頼される父親になる
ためには


第4回
父親の受けもつしつけシリーズ 1.良き見本をしめす


第5回
父親の受けもつしつけシリーズ 2.まず自分が自立する

      
第6回
父親の受けもつしつけシリーズ 3.家族ルールを作る


第7回
父親の受けもつしつけシリーズ 4.真剣に叱る
      
少し前、小学生を対象に次のような質問をして、その結果が発表されたことがあった。

「マンガを読んで、どんな気持ちになりたいか?」
一番多かった答えは、「心の底から笑いたい」。
その次が、「元気づけられたい」だった。
この記事を読んで私は、今の小学生がいかに晴れ晴れとした気持ちで過ごしていないか、いかに愛情に溢れた励ましに飢えているかを痛感して、しばし考え込んだ記憶がある。

さて、子供たちが急に家族との会話に加わらなくなったり、
笑わなくなったら、どうするか。
「何かあるな」と、真剣に捉えて欲しいと願っている。見逃してはいけない。
そしてもし、子供の方から「仲間はずれにされた」とか、「イヤな目にあっている」などと言われたら、一大事だと思って取り組もう。
子供はかなり長い時間ガマンをして、その末にやっと精一杯の勇気を出して父親に直訴したと思えるからだ。
そんな時、もし父親が「そんなこと自分で解決しろ」と叱ったり、「弱虫!」と、はぐらかしたら子供はどうなるだろう。
「金輪際、言うものか!!」と、心を閉ざし、『親に捨てられた』という思いを強くするかもしれない。子供だって大変なのだ。人間関係で悩むのは、何も大人ばかりではない。
コボシ話を聞いて欲しい時もあるだろう。

どうか、父親はカウンセラーになって欲しい。
まず、ゆっくりと聞くことだ。何気なく、自分が子供時代の情けない話≠してもいい。一番イケナイのは、二人とも黙ってしまうことだ。
焦らず、のんびりと、「さあ話せ」と、詰め寄ったりせず、ひたすら聞く。良きカウンセラーは、自分の判断を下さず、相手をしゃべらせるのだという。
子供の本音は、一緒になって真面目に取り組んで欲しいのだ。
父親自身だって、かつては大いに悩み、親に心配を掛けながら大人になったことを、時には思い出してみよう。


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著者のプロフィール

 青木匡光(あおき・まさみつ)

ビジネス評論家。
ヒューマンメディエーター(人間接着業)。1933年東京生まれ。
小樽商科大学卒。
三菱商事に10年間勤務したあと、広告会社に転職。

1975年アソシエイツ・エイランを設立、異業種交流の場を提供。
またサロン風のオフィスを「ヒューマンハーバー(人間の港)として開放し、人間関係に悩む人たちに指針を与え、
人生に意欲的な人同士を結びつけている。

現在、異業種交流や人脈づくりのパイオニアとして講演、著作などで活躍中。
著書は「顔を広め味方をつくる法」(日本実業出版社)、「人づきあいが苦にならない法」(PHP研究所)、
「EQ型人間が成功する」(産能大学出版部)、近著に「人づきあいの旅にでよう」(JDC)、「内気が苦にならなくなる本」(法研)、「オトコの子育て講座」(教育評論社)などがある。

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