オトコの子育て講座
金森 三浩
 タダイマ子育て奮闘中 その10 


金森 三浩

「タダイマ子育て奮闘中」
その1


「タダイマ子育て奮闘中」
その2


「タダイマ子育て奮闘中」
その3


「タダイマ子育て奮闘中」
その4


「タダイマ子育て奮闘中」
その5


「タダイマ子育て奮闘中」
その6

「タダイマ子育て奮闘中」
その7

「タダイマ子育て奮闘中」
その8


「タダイマ子育て奮闘中」
その9


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青木 匡光

第1回
子育てはハッピーな事業


第2回
父親の心構え


第3回
信頼される父親になる
ためには


第4回
父親の受けもつしつけシリーズ 1.良き見本をしめす


第5回
父親の受けもつしつけシリーズ 2.まず自分が自立する

      
第6回
父親の受けもつしつけシリーズ 3.家族ルールを作る


第7回
父親の受けもつしつけシリーズ 4.真剣に叱る


第8回
良きカウンセラーになる


第9回
打ち込める世界を持とう


第10回
悩みながら親になろう

      
 

 先日、私がコーチをしているサッカーチームで、試合がありました。
小2の息子の所属しているチームなのですが、人数の関係で
2チームに分かれていて、その日は息子のいない方のチームの試合でした。

 サッカーのうまい子供がずらり揃った普段は花形チームなのですが、
主力となる子供たちがその日に限って別の予定と重なったり病気だったりで
参加できず、人数もギリギリの厳しい状況でした。

 そのため、普通ならベンチスタートで、フル出場出来ない経験の少ない子供が、
その日ばかりは目いっぱい最後まで走りつづけることになりました。
試合後は、満足に話もできないくらい息を切らしていました。
本当に彼等はふんばった!
が、結果は無情にも負け。0対3でした。
大敗ですから、さぞかしみんなオチコンデいるかと心配していたのですが、
なぜか晴々として満足気なのです。

 いつもは出場回数が少ないから試合に出られただけで満足なのかな、
と思っていたのですが、どうやらそんなに単純なことではなさそうでした。
誰もアイツが休んだから負けた、アイツが来ないから負けた―
なんてひとことも言いません。
自分たちは精一杯やった、実力を出し切った、それでもテキは強かった、
歯が立たなかった。
それを認めざるをえない、そんなイサギいい爽快感が子供の顔から
噴き出していたのでした。
子供たち1人1人が一気に成長して見えた瞬間でした。

 試合後、私は1人1人に良い点、次への課題などを伝えたのですが、
その時も全員の眼が汗だくの顔の中でキラキラ光って、本当にカッコイイのです。
子供ではなく、もう1人前の「選手」と呼んでやりたくなるほど印象に残る
試合でした。

 応援に来ていた親たちも、自分の子供が体力の限りに走り、
ヘトヘトになりながらも必死でついていって、最後まであきらめず、
闘っている姿を見て誇らしかったのでしょう、嬉しいと喜んでいました。

 勝負ですから、勝つことを誰もが期待します。
でもたとえ負けても、コーチ役の私と選手である子供たちとの一体化が
感じられることもまた、格別な充実感を味わえるものです。

 選手のみんな!次の試合も全員全力でガンガン行こう。
コーチも一緒になってガンバルからね。


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著者のプロフィール

 金森 三浩
1968年生まれ。 慶應義塾大学商学部卒
大学卒業後3年間昭和電工に勤務、転職し、矢東タイヤ商事株式会社 専務取締役。

中学校2年生の娘と小学校5年生の息子と2年生の息子の父親。
息子が所属するサッカーチームでコーチなどもする。

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