オトコの子育て講座
金森 三浩
 タダイマ子育て奮闘中 その15 


金森 三浩

「タダイマ子育て奮闘中」
その1


「タダイマ子育て奮闘中」
その2


「タダイマ子育て奮闘中」
その3


「タダイマ子育て奮闘中」
その4


「タダイマ子育て奮闘中」
その5


「タダイマ子育て奮闘中」
その6

「タダイマ子育て奮闘中」
その7

「タダイマ子育て奮闘中」
その8


「タダイマ子育て奮闘中」
その9


「タダイマ子育て奮闘中」
その10


「タダイマ子育て奮闘中」
その11


「タダイマ子育て奮闘中」
その12


「タダイマ子育て奮闘中」
その13


「タダイマ子育て奮闘中」
その14


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青木 匡光

第1回
子育てはハッピーな事業


第2回
父親の心構え


第3回
信頼される父親になる
ためには


第4回
父親の受けもつしつけシリーズ 1.良き見本をしめす


第5回
父親の受けもつしつけシリーズ 2.まず自分が自立する

      
第6回
父親の受けもつしつけシリーズ 3.家族ルールを作る


第7回
父親の受けもつしつけシリーズ 4.真剣に叱る


第8回
良きカウンセラーになる


第9回
打ち込める世界を持とう


第10回
悩みながら親になろう

      
 
 先日、小2の次男と富士スピードウェイに行ってきました。
国内自動車レースの最高峰の1つであるスーパーGTの最終戦を見に行ったのです。
本物のF1ほどではないにしても、人気は高く決勝戦ですから、
かなりの大混戦が予想されました。
偶然、ある人からもらったそのチケットのスペシャルなことといったら・・・。
パドックにも入れて、観覧席はメインスタンドの反対側のビルの中の部屋です。
さらに、レース開始直前のコース上に、ピット内を通って出ることができるのです。
マニアなら「え!いいな、いいな」と少々ウラマレルくらいの、
何とも贅沢なチケットでした。
電車やガンプラなど機械モノに非常に好奇心を出す次男と一緒に行こうと、
数日前に同行交渉を開始です。
私『ねーねー、パパと車のレース見に行かない?』
次男『・・・・・・(無反応)』
私『(インターネット情報を示しながら)このレースなんだけど、すごいんだよ、
スピードは300キロ近く出るし、カッコイイし、
何より車をいじってるピットの中にまで入れるんだよ』
次男『えっ(ここで好奇心が)中に入れるの?それじゃあ行く。
(ネットを見ながら目ざとく)お土産はこの記念モデルのラジコンね!』
私『はっ?ラジコンは・・・(もごもごして)』
このラジコン代を妻に特別予算を申請するわけにはいかないのですが、
でも子供と一緒に行ったほうがダンゼン楽しい。一緒に行きたかったのです。

そしてレース当日。会社での早朝会議を終えてから、次男と車で現地入り。
しかし既に記念モデルのラジコンは売り切れ。(内心ホッ!)
次男『なんだ・・・無いんだ・・・(ムクレています)』
私『売り切れなんだからしょうがないよね。
コッチの小さいラジコン(かなり安価!)を買ってあげるからさ。
お兄ちゃんの分も一緒に。(2個でもまだ安い)』
次男『うん、ありがとう』(とはいえ暗め。かなり雲行きはアヤシイ)
しかも現場は御殿場の奥の奥で、寒い。
さらに雨まで降りはじめ、厳しい初冬を思わせます。
午後2時のスタートの前にコースに入れるということで、
大勢の人とピットの裏で待ちます。
しかし急な雨ですぐには入れず、寒い中をじっと待つ・・・。
次男『(ぼそっと)パパ、中に入れるって言ったじゃんか・・・』
私『今、直前の作業の真っ最中なんだって。
こんな時、入れるわけないだろう・・・(といっても無駄か)』
次男『やっぱDS(ゲーム機です)を持ってくればよかったよ
(ゴキゲンは急降下で最底辺まで。これはヤバイか)』
しかしここで救いの手が。「コースの中へ出てOK」のアナウンスがあり、
他の人に押し流されるようにピットを通って、更にコース上へ進むと・・・。
次男『えっピットの中だけではないの?どこまで行けるの?』
と急に眼が輝きはじめます。
私『だから言ったじゃんか、
(コースを指差して)そこのレーシングカートの近くまで行けるんだよ』
次男の眼は加速度的に興奮へと変わります。
実際にレーシングカーの側では「スゲー、スゲー」の連発。
まさに間近で雨天用のタイヤに交換する作業までをじっくり観察。
というオマケまで付いていました。
『パパ、今度はあの車の横で写真とってよ!』
大興奮で大満足の次男のVサイン写真をオヤジとしては撮影しまくったのでした。

さて、レースの最後を見とどけると、帰路が大混雑で夜中になってしまいますから、
スタートして数周した頃合いで帰る予定です。
次男の「速い!すごい速い!」の声の中、
「帰るのイヤ」と言い出したらヤッカイだと思いながらも・・・。
私『明日、学校があるから早めに帰ろう』
次男『うん、いいよ、すごかったね』
この即答はうれしかったし、ホッとしました。
おかげで渋滞にも合わず家に帰ることができました。
帰宅すると、塾の勉強で疲れて不機嫌な長男を発見。
その長男へ、すかさず次男からラジコンのプレゼント。
それからは二人の男子は家の中で改めてレースを始めていました。
何とまあ機嫌が超スピードで変わった目まぐるしい一日だったことか。


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著者のプロフィール

 金森 三浩
1968年生まれ。 慶應義塾大学商学部卒
大学卒業後3年間昭和電工に勤務、転職し、矢東タイヤ商事株式会社 専務取締役。

中学校2年生の娘と小学校5年生の息子と2年生の息子の父親。
息子が所属するサッカーチームでコーチなどもする。

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